土田社長ご自身が葬儀花屋に勤めて経歴が長いですが、業界全体の働く環境を客観的に見て、どう思われますか?
「花を一生の仕事にしたい」そう考える方はたくさんいますが、実際にその思いを形にしている人はそう多くはいません。 なぜなら、その思いを継続的に持ち続けるための花屋の「働く環境」が十分に整っていないからです。私自身も19歳から花業界に身を置いていますが、仕事柄か突発的な仕事で休日出勤をし、夜遅くまで残業することも多かったです。 当時は若く体力も人一倍あったので自然に対応できていました。そのような労働環境の割に、給与水準や休日数はお世辞にも高いと言えず、 同期入社の方は他の業種に就職していくことが多い世界でした。
技術習得に関しても、その環境下ですから業務が終わってから練習をし、 夜中の大型葬儀の飾りつけに個人的に手伝いに行き学び、フラワーアレンジ教室などに通い徐々に習得していきました。 そんな中、前向きに仕事に取り組むことで花の仕事の面白さや、やりがいを感じる事が出来る様になり、徐々に責任ある仕事を任せられ、 多くの部下をマネジメントするポジションに就くことに事になりました。
マネージャーとしての経験はなく、自分自身で毎日試行錯誤し悪戦苦闘していましたが、周りの協力のおかげで楽しく 前向きに取り組むことができたと思います。